青森県小川原湖、茨城県霞ヶ浦、島根県宍道湖、が有名な産地。中海など淡水の影響の汽水域などで捕れる。若狭では三方五湖の久々子湖で初夏に捕れ初め1ヵ月半ほどの旬を迎えます。よくハゼ科の「素魚(しろうお)」(小浜で有名な「いさざ」)とも混同されますが、白魚と素魚は別の種類となります。
歌舞伎、三人吉三廓初買(さんにんきちさくるわのはつがい)に「月もおぼろに白魚の篝もかすむ……」とお嬢吉三の台詞にあるのは本種のことで、昔から食されていたことが分かります。若狭の物は名所に比べサイズが少し小さい時もありますが、地元で捕れる鮮度の良さがあり、甘味を感じやすいので是非ご当地の味をお召し上がりください。